NEWS

News

情報発信

TOP

情報発信

2026.02.10

ブログ

【メッキ技能士直伝】アルマイト被膜の成膜と寸法変化:知っておくべき重要な注意点

アルミニウムの陽極酸化(Anodizing)とは、アルミニウムの表面を酸化させることにより、耐食性や硬度、装飾性を向上させる処理方法です。このプロセスでは、アルミニウムを電解液に浸し、電流を流すことで酸化被膜を生成します。

1. アルマイト被膜の成膜の特徴

1.1 アルマイト被膜の厚みと硬度

アルマイト被膜の厚さは数ミクロンから数十ミクロンまで調整可能で、厚みが増すほど耐摩耗性が向上します。被膜の硬度は非常に高く、硬度計で測定すると約250〜500 HV(ビッカース硬度)になります。

1.2 アルマイト被膜の耐食性

アルマイト被膜はアルミニウム基材の耐食性を大幅に向上させます。特にアルコールや中性洗剤に対して優れた耐久性を発揮します。

1.3 アルマイト被膜の電気絶縁性

酸化アルミニウムは優れた絶縁体であり、被膜の厚みに応じて絶縁性が向上します。

1.4 アルマイト被膜の装飾性

アルマイト処理後の被膜は多孔質であるため、染色が容易です。これにより、多様な色合いの実現が可能です。

1.5 アルマイト被膜の耐熱性

被膜は高温に対しても比較的安定しており、耐熱性が向上します。

2. アルマイト処理の寸法変化

2.1 アルマイト被膜の成長

アルマイト被膜は、アルミニウムの表面に生成されると同時に、基材内部にも浸透します。一般的に、被膜の総厚みの約半分が表面に成長し、残りの半分が基材内部に浸透します。

たとえば、10ミクロンの被膜の場合、表面に5ミクロン、基材内部に5ミクロンが成長するため、寸法の変化は外側に5ミクロンの増加となります。


全てのお問い合わせは、最短1営業日以内に対応いたします。

お急ぎの方はこちら
直通電話 090-6819-5609

PDFを開く